サーバを変更しよう!プラグインやコードをおすすめしない真実!初心者のためのサイト表示スピード改善方法
web担当一年生の岩本@GB_iwamotoです。
今回はサイトの表示スピードを上げるため必要な知識をお話します。
今、「サイト 表示速度 改善」というキーワードで検索をすると、上位の記事では上級者向けの記事になっていて難し過ぎる内容が並んでいます。
それを避けて、「かんたん」「おすすめ」というタイトル記事に釣られると基本的な説明が抜け過ぎていて、結局混乱して長時間迷い続けるになります。
(あとに書きますが、僕が実際そうなりました。)
40時間以上迷い続けてサーバに500エラーが出てしまう僕のような人が出てしまわないよう、この記事をシェアしていただけると幸いです。
【スピードアップデートに関して発表したGoogleのニュース】
「モバイルの検索ランキングにページ表示速度を影響させる」という今回のアップデート。
スマホからの検索は今や皆がしている事ですよね。
その検索表示の順位に関わるというのですから、無視できません。
我々が運営しているサイトは表示速度に関して遅く、解決したくとも知識が足りないままになっていました。
この機会にこそ、なんとかして今より表示速度を早くしないと!と思って、ネットを検索して回りました。
その結果、このキャッシュ系プラグインを導入したりコードを書き込めば、あっという間にスピードが向上しました!
…というコピペ記事に踊らされまくりました。
初心者なweb担一年生らしく、有用な情報だと思える記事にあたっても、意味をくみ取れず大苦戦。
それでも結果的には少しでも速度を向上し、最善策が何かを理解する事ができました。
また、なぜ露頭に迷い続けていたかも最終的に理解することができました。
そんな訳で、今回は改善策は勿論のこと、ネットで調べる際のコツもお話します。
一番の解決策は「サーバの変更」
- 速いと評判の別のレンタルサーバに引っ越し
- 今よりも上のプランに変更
サーバというのは部屋に例えられます。
プラグインの導入やコードの書き換えというのは、リフォームと同じレベルの話です。
駅から遠くて四畳半…という部屋のリフォームを一生懸命しても、駅から離れている物件である事実は変わりません。
じゃあなぜ、プラグインの導入やコードの書き換えをすること、つまりはリフォームするべきと皆が言うのか。
それは、玄関に物が多いから撤去したり置く場所を変えたりする事で、部屋から出発する時間を減らす事ができるからなのです。
確かに速くなりますが、それは部屋の中の話でしかなく、やっぱり駅から離れている事はどうしようもないですよね。
だったらどうするか…そうですね、部屋を引っ越しするに限ります。
駅までの時間を速くするのと同様、サイトスピードを速くする際も同じで、根本的な解決をしたい場合はサーバを変更しましょう。
初心者な自分でもなんとかできないの?→できません。
ネットを検索しているとおすすめのプラグインやコードを自分で書き込む方法がたくさん出てきます。
初心者でも簡単に出来るのでは?
と思う所でしょうが、結論から言うと、できません。
ネットにある記事の内、50記事近くを何度も読み、方法を一つ一つ検証してみましたので参考になるかと思います。
その間、40時間近くは掛かっています。
経験値を得たいという目的でもない限り、40時間かかって、事態が悪化するという事もありえます。
実際、検証中にはスピードが落ち、サイトにもエラーが出ただけという結果に陥る場面もありました。
<例>
- W3 Total Cache
- Autoptimize
プラグインを使うにしても、コードを書き込むにしても、
PHPを使う事ができない限り、不可能です。
「PHP…ワードプレスを動かしてるプログラムだっけ?」というぐらいだと同じ悲劇が繰り返されるので、キャッシュ系プラグインやコードを書き込むのは止めましょう。
一番簡単で安心な初心者用スピードアッププラグイン
さて、そうは言ったものの、サーバ変更以外にとりあえずやれることが一つだけあります。
それは画像圧縮です。
画像のサイズが重過ぎてサイトが重くなっている事は、初心者あるあるです。
画像圧縮は、ただ画像のサイズを小さくするだけなので簡単ですし、安全。
でも、今更一つ一つやってられないとか、フォトショップなどの画像加工ソフトを持っていないから出来ないという方のために、おすすめのプラグインを紹介します。
・EWWW Image Optimizer
これは有名なプラグインで、どこでも紹介されています。
一気に画像を適切なサイズに圧縮してくれるので便利です。
操作も簡単。
ただし、画像圧縮だけで急激にサイトが速くなったりしませんので、過度の期待は禁物。
部屋をちょっと掃除した程度と思ってください。
「初心者が一つだけできること」ですので、結果もそれ相応ということなのです。
ここで調子に乗って、他のキャッシュ系プラグインやコードに手を出すと痛い目にあいます。(あいました。)
半年以内の情報でも最新情報とは限らない
webの世界は、アップデートによって状況が細かく変わっていきます。
最新かどうかという基準は、調べようとしている情報に対して「アップデートがあったのかどうか」です。
webの世界に慣れていない方は、なんとなく半年以内かな…?と思いがちです。
かつては正しかった情報でもアップデートが絡んでしまうと間違った情報になってしまいます。
書いてあった通りにやったけど出来なかった!ウソつき!という状況は、アップデートがあった場合による環境の変化で起こるのです。
プラグインとコードをいじる前に確認するのはテーマ
多くのネット記事で、しっかり書かれていなかった所がこの内容でした。
サイトスピード向上の際、プラグインやコードの話にばかり収束されていましたが、その前にテーマは何を選んでいるかが重要です。
サーバ>テーマ>コード>プラグイン
と思っておいてください。
ネットで出てきた記事の中でおすすめしているプラグインやコードで行っている設定が、既にテーマに設定されていた場合、二重になってしまいます。
結果、サイトのスピードが重くなってしまうのです。
そういった設定の変更が、サーバやテーマにアップデートが入ると行われるため、アップデート情報を見ておかなくてはいけません。
ちゃんとしたプログラマーの方が記事を書いている場合は、この内容にも言及しています。
では、テーマとの設定の重複を確認するにはどうしたらいいのだろうと思う方もいると思いますが、これは知識をもって一つ一つ調べて確認するほかありません。
なぜなら、テーマの中にどんなコードが書かれているかというのは、公開情報ではないからです。
料理のレシピと同じで企業秘密です。
…知識が必要、調査が必要。
つまり、初心者たるweb担一年生にはできません。という訳です。
次回予告:初心者でもサーバを移転できるプラグインの紹介
いかがだったでしょうか。
そんな訳で、プラグインを入れたりコードを書き換えたりする前に、まずはサーバを変更することをおすすめします。
レンタルサーバの引っ越しをどうすればいいか分からない人のためには初心者用の簡単なプラグインがあります。
・All-in-One WP Migration
長くなりますので、そちらの使い方は次回でご紹介していきたいと思います!
今回の情報が、同じweb担一年生な方々のお役に立つ情報だったら光栄です!